2012年10月27日土曜日

家具屋とパティシェのお洒落なコラボ Carpenter and Cook

かつて東京に住んでいた時、良く行くお店があった。アンティーク雑貨に囲まれた一軒家のパイ・タルト専門店、代官山「ママタルト」だ。すぐ近くに住んでいたということもあり、まだ幼かった息子を連れて良く通った。ママさんには私がタルトを食べている間抱っこしてもらうこともあった。

この店の特長は、美味しいパイやタルトもさることながら、使い古された調度品に囲まれたアットホーム感。そんな店が最近シンガポールでも増えている。

私の行きつけで言えば、タンジョンパガーストリートの「Re:Store」。ここはカフェでありながら文字通りリストア(修復)されたアンティークの椅子やテーブルが売られている。他にも、家具の販売はしていないようだが、アンティークなソファーでまったりとくつろげるPigeon Holeや青山のカフェを参考にしたといわれるGroup Therapyなどがダクストンストリートにある。

ブキティマに最近オープンしたCarpenter and Cookもそんなアンティーク家具や雑貨に囲まれたパティスリー。アンティーク家具のコレクションが趣味のフィービーさんとコルドンブルーでお菓子作りを学んだシェンさん、お菓子作りとインテリアの両方が好きなユニースさんの3人の若い女性がオーナーだ。お菓子だけでなく、店内にデコレートされたアンティークの雑貨や家具も販売している。


休日若者たちでごった返す店内に入り、どうにかテーブルを確保して、最近の新作、ベリーのカヌレを息子のために注文した。甘いモノが苦手な息子が完食、ということは甘さ控えめの味だったのだろう。


注文はカウンターで。ディスプレイされたお菓子を品定め。


70年代頃のキッチュな家具が中心。こんな灯りが点る食卓もいい。


参考にしたい「見せる収納」。


キッシュやピッツア風パンなど、総菜パンも充実している。女性オーナーだけに、お酒のコレクションが可愛らしい。果実フレーバーの輸入ビールもあった。


店内はまるでアンティークなおもちゃ箱。「ちょっとパン屋までアンティーク買いに」なんて発想がお洒落だ。


何に使うかは買ってから考えるような余裕も人生になくては。


なるほど吊り下げ型ランプには、天井に網を着ければいいのね。


店内は女性客とカップル客でごった返し、男だけの客やグループは皆無だった。しかし男性にもこういったスポットはイザという時のためにおさえておいて欲しいものだ。


息子がカヌレを完食し、まだ食べたいというのでアップルパイを注文。日本人好みの繊細で上品な味。


ディスプレイされた時計であっても、正確に時を刻んでいるようだ。撮影時間は4時4分位だろうか。


たかがおたま、されどおたまである。ル・クルーゼの鍋料理に使いたいおたまである。


かなりアンティークなキャッシュレジスター。もちろん店頭で使われている物ではない。


店内が混んでいたこともあり、息子はスイーツ2品、私はビールとカプチーノで退散。混んでいない平日の昼下がりに仕事や本を携えて来たい店だ。


シックスアベニューより先のブキティマエリアが最近賑わってきているのは、地元住民としては嬉しい限り。3人の女性オーナーにもエールを送りたくなる。

ごちそうさまでした!

Carpenter and Cook
19 Lorong Kilat, #01-06
6463 3648
http://www.carpenterandcook.com


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