タンジョンパガー駅から徒歩3分、トラスストリートにパリの雰囲気溢れるブラッセリ―があると聞いた。出張帰りで疲れていたものの、息子が友人宅に泊まることになったので、早速電話で問い合わせてみた。「ほとんど満席ですがおひとりなら大丈夫です」というフレンドリーなフランス訛りの声に安心し、荷物を抱えつつ店に向かった。
ブラッセリー・ガヴローシュの「ガヴローシュ」は、レ・ミゼラブルに出てくる「プティ・ガヴローシュ」(小さい浮浪者)から取られているようだ。看板にはその名の通り小さな男の子のイラストがついている。店に入ると、3連休前の夜でごった返していた。背の高いハンサムなフランス人のウエイターに、「まずはバーで待ってください」とバーに促された。
空港で買っていた本を読みながら、まずはお店の雰囲気に身を委ねてみる。薄暗い店内に陽気なシャンソンがかかり、ウエイターたちがきびきびと動いている。
待っている間もウエイターがちょこちょこと様子を見に来てくれた。
「居心地が良いみたいでなかなか席を立ってくれないのです。 お好きなワインでもいかがですか。僕のおごりです」 といって、ワインリストを渡してくれた。
額縁に入ったメニューやワインリストにもガヴローシュの絵が。ありがたくブルゴーニュ産の赤ワインを頂いた。特に急ぐ訳でもなかったので本を読みながら30分ほど待ち、席に通された。
ブラッセリ―の厨房を仕切るのは、パリジャンのコリン・フレデリック。パリの三ツ星をはじめ、ニューヨークやマイアミを含む各地でキャリアを積み、仏領ポリネシアのセントレジスホテルに8年務めた後、シンガポールに渡った。彼の料理のインスピレーションでもある祖父のアンリが50年代から60年代に考案したレシピを中心に、正統派のブラッセリ―料理を提供している。
お店に入って気づいたのが、料理のボリュームの大きさ。隣のグループが注文したステーキの大きさに驚いた。今夜は出張疲れでおなかにやさしいものをと思い、アンリおじいさんのメニューから、オニオンスープと、ポークのホットポット(お鍋)を選んだ。
オニオンスープの味は濃くなく、柔らかい。スープに溶け込んだ食材を味わう感じでいただけた。チーズもほどほどの量。
ポンデケージョのようなもちっとした一口パンが一緒についてきた。
このバゲットももちっとしている。「パリッ」よりは「もちっ」好みの私にはいい感じ。
ナプキンに巻かれた紙のリングにも、ガヴローシュのイラスト。
ガヴローシュのキャラクターがいたるところに・・・。かわいいのでたくさん写真を撮ってしまう。
さて、ホットポットの登場。本当に大きな鍋に入ってやってきた。
スープ皿に入れるとこんな感じ。骨付きの豚肉がほろっと取れる柔らかさ。じゃがいもはコクがあって甘い。味付けは控えめだが素材の味がしっかり出ている。最後におじやにして食べたい・・・と思うのは、日本人だけかな。(笑
デザートにはチョコレートフランを。これもボリュームたっぷり。甘ったるくなく、チョコレートのほろ苦さもあって、大人の味。とろーっと柔らかい食感。チュイールのようなお菓子(これも大きい!)が添えられていた。写真右側の茶色い棒のようなものがそれ。
ウエイターが、型に入ったままの焼きたてのマドレーヌを持ってきた。トングで取って、「いかがですか?」 もちろん食べましょう!(笑 薄くて小さい分サックリした感じで、デザートの後のさらなるデザートとしてはちょうどいいボリューム。みんながほぼデザートに突入すると、ウエイターがこの型とトングを持って、クルクルとテーブルを回遊しながらマドレーヌを勧めていく。何だかアットホームな雰囲気だ。
さてそろそろ帰りますか・・・。
ごちそうさまでした!
Brasserie Gavroche
Address: 66 Tras St, Singapore 079005
Wesbite: www.brasseriegavroche.com
Email: resv@brasseriegavroche.com
ブラッセリー・ガヴローシュの「ガヴローシュ」は、レ・ミゼラブルに出てくる「プティ・ガヴローシュ」(小さい浮浪者)から取られているようだ。看板にはその名の通り小さな男の子のイラストがついている。店に入ると、3連休前の夜でごった返していた。背の高いハンサムなフランス人のウエイターに、「まずはバーで待ってください」とバーに促された。
空港で買っていた本を読みながら、まずはお店の雰囲気に身を委ねてみる。薄暗い店内に陽気なシャンソンがかかり、ウエイターたちがきびきびと動いている。
待っている間もウエイターがちょこちょこと様子を見に来てくれた。
「居心地が良いみたいでなかなか席を立ってくれないのです。 お好きなワインでもいかがですか。僕のおごりです」 といって、ワインリストを渡してくれた。
ブラッセリ―の厨房を仕切るのは、パリジャンのコリン・フレデリック。パリの三ツ星をはじめ、ニューヨークやマイアミを含む各地でキャリアを積み、仏領ポリネシアのセントレジスホテルに8年務めた後、シンガポールに渡った。彼の料理のインスピレーションでもある祖父のアンリが50年代から60年代に考案したレシピを中心に、正統派のブラッセリ―料理を提供している。
お店に入って気づいたのが、料理のボリュームの大きさ。隣のグループが注文したステーキの大きさに驚いた。今夜は出張疲れでおなかにやさしいものをと思い、アンリおじいさんのメニューから、オニオンスープと、ポークのホットポット(お鍋)を選んだ。
オニオンスープの味は濃くなく、柔らかい。スープに溶け込んだ食材を味わう感じでいただけた。チーズもほどほどの量。
ポンデケージョのようなもちっとした一口パンが一緒についてきた。
このバゲットももちっとしている。「パリッ」よりは「もちっ」好みの私にはいい感じ。
ナプキンに巻かれた紙のリングにも、ガヴローシュのイラスト。
ガヴローシュのキャラクターがいたるところに・・・。かわいいのでたくさん写真を撮ってしまう。
さて、ホットポットの登場。本当に大きな鍋に入ってやってきた。
デザートにはチョコレートフランを。これもボリュームたっぷり。甘ったるくなく、チョコレートのほろ苦さもあって、大人の味。とろーっと柔らかい食感。チュイールのようなお菓子(これも大きい!)が添えられていた。写真右側の茶色い棒のようなものがそれ。
ごちそうさまでした!
Brasserie Gavroche
Address: 66 Tras St, Singapore 079005
Wesbite: www.brasseriegavroche.com
Email: resv@brasseriegavroche.com
0 件のコメント:
コメントを投稿