私は生活の拠点がウエストでほとんどイーストに行くことはないのだが、たまたまミーティングを兼ねたランチで112 Katongを訪れた際に、友人の勧めでこのベトナム料理屋の支店に入った。
モールのなかにある飲食店は今でも何となく落ち着かないが、久しぶりのベトナム料理、友人の太鼓判、お得なランチセットと3拍子揃えば入らない訳にはいかない。
平日限定のランチセットは、ソフトドリンク、サラダ、前菜、メインがついて税・サービス料込の$15。味見も兼ねて友人と別々の料理をオーダーした。
ドリンクに私は確かアイスティーを、友人はプラムドリンクをオーダー。
サラダは、マンゴー・ポメロ・パパイヤの3種類から選べる。私たちはオーソドックスなパパイヤサラダを。シャキシャキした青いパパイヤが風味豊かなニョクマムと程良く絡み、辛さもマイルドで美味しかった。
次に前菜。揚げ春巻きか生春巻きが選べたので、これも一つずつ。これだけでも十分なボリューム。
友人は牛肉のフォーを。私もフォー好きなので、友人が油断した隙に前から箸を延ばしたくなる。
たっぷりのコリアンダーとミントともやしがあれば、大抵のフォーは美味しいと思う。
この4点セットで税・サービス料込$15はかなりお得。モールにいるという雰囲気は否めないものの、テラス席もあり、天気の良い日(つまり曇り・・・)はテラスでのんびりと333ビール片手に生春巻きをつまみたくなる。今回はランチセットのメニューに限定されてしまったが、実は本店と同様メニューの数も豊富。グループで来てテラスを陣取り、ワイワイと食べるのにおすすめだ。
さて、とてももったいない話なのだが、この店にはウェブサイトが無く、フェイスブックのファンページもほとんど機能していない。TripAdvisorやHungrygowhereなどの評価サイトでは良い評価も多くみられるのでづくづくもったいないと思う。ウェブサイトを運営する予算が無い店、広告が打てない店でも、ファンページならいくらでもアピールできるし、それを通じて店のポリシーやスタイルを伝えることができる。10年以上続いてきた店なのだから、ぜひ今後はソーシャルメディアを通じてしっかりとファンを定着させて欲しい。
ついでにもうひとつ、この店がある112 Katongの大株主はブレッドトークグループ。ブレッドトークは、国内(外)でベーカリーの「Bread Talk」、カフェの「Toast Box」、フードコートの「Food Republic」、小籠包の「鼎泰豐(ディンタイフォン)」、ラーメンの「Ramen Play」などを運営する地元有数のF&Bグループだ。もちろんこのモールには上記全ての店舗が入っている。
シンガポールのF&B業界は、ドッグイヤーさながらの目まぐるしさで移り変わる。ブレッドトークが初めてブギスジャンクションにベーカリーを出店したのは2000年。ル・ヴィエトはその2年後にシグラップにオープンした。シンガポールで10年続くというのは大した店だということだ。 この「大した」ことを、しっかりと大衆の眼に届くようにアピールすること、繰り返しになるがそれがル・ヴィエトの今後の課題のように感じる。
次回はショップハウスにある本店にも行ってみたい!
ごちそうさまでした!
Le Viet Cafe & Restaurant
#03-09 112 Katong 112 East Coast Road
TEL: 6636 4707
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