ツイッターをきっかけに、この数年間陰に日向に温かくご支援いただいているyasuzyさんから教えていただいた。早い話、ランチにお付き合いいただいた。
この時初めて聞いた店が、チャンギに2号店を出店するほど流行っている老舗店だった。実にシンガポールには飲食店が星の数ほど存在する。
店内に入って思わず怯(ひる)んだ。
「こ、これは一体・・・?」
目をこすって、再度見上げた。いや、やはり、洗濯物が干されている。
その後ナポリ(だったと思う)出身の御主人の陽気な奥様に理由を聞いた。
「主人が故郷の雰囲気を出したいって、洗濯物を干したのよ。ナポリの街はこうやって洗濯物が干してあるのよ。もちろん、ここにあるのは本物の洗濯物じゃないわよ(笑」
とにかく、おもちゃ箱をひっくり返したような店内。確かに人気の店のようで、ネクタイを締めたビジネスマンも物干しの下で真面目にランチをほおばっていた。
まあ、ナポリの街というよりは、アバンギャルドな佇まいだ。
yasuzyさんに、当店の料理の内容をご説明いただいた。ここの料理はいちいちポーションがでかいこと、ランチセットもすごいボリュームであること、パンに出てくる付け合わせが美味しいこと、ランチセットには「海の幸(魚介)メニュー」($29.50)、「山の幸(お肉)メニュー」($28.50)、「ベジタリアンメニュー」($28.00)があること、等である。このセットには、スープ、アペタイザー、メインディッシュ、デザート、コーヒー/紅茶がついてくる。
私は海の幸をオーダーした。 早速パンと「噂の」付け合わせが来た。
柔らかいパンを、オリーブオイルたっぷりの付け合わせにつけて食べる。
南部の港町ナポリなだけに、地中海料理っぽい味付けだ。九州で言うところの高菜炒めの辛くないバージョンといった感じもする。ちなみにナポリは紀元前6世紀に古代ギリシャ人の植民都市として興ったそうだ。
しかし、美味しいからといってこの段階でエンジン全開では大変なことになる。その理由はこのブログを辿れば察しがつく。
パンの次は、野菜の味が溶け込んだトマトベースの魚のスープ。
この店の料理は基本的に大味というか、イタリアの街食堂で食べるソウルフードの味がする。「味が薄かったら遠慮なく塩や胡椒を入れてちょうだいね!」とマンマから声をかけられている感じだ。
次に、思わず「うぉぉ~」と叫んでしまった、ボリューム満点のアサリのスパゲティ。お腹が空いていたので、スプーンとフォークを突き刺しながらもりもりいただく。
ここでコースの中盤が終了。一息つく間もなく、当店の名物料理が登場した。
カラマリである。軽く1杯分はあるんじゃないかというボリューム。これが食べたくて海の幸コースを注文する客も多いと聞く。ここまで来るとかなり満腹感がある。いや、これでバテてはならない。最後にデザートが残っている。
「女もティラミスも中身で勝負」(詠み人知らず)。
ティラミスの美味しさを外見で測ってはならない。マスカルポーネチーズをふんだんに使ったとろけるようなイタリアンデザートを、濃い目のコーヒーとともにいただく。これでフィニッシュ。最後に「お疲れさまでした~!」と声をかけたくなるボリューム満点のコースだ。
せっかくなので、このランチセットのメニューをそれぞれご紹介しよう。これらの全てにデザートとコーヒー/紅茶がついてくる。(メニューは変わる可能性があります)
Porta Sea Set Lunch ($29.50)
Fish Soup
Black Ravioli Crab Meat Sauce or Spaghetti Clams
Calamari
The Land Set Lunch (28.50)
Choice of Minestrone or Chicken Soup
Lasagne Beef or Spaghetti Tomato & Basil
Rosemary Chicken
The Vegetarian Set ($28.00)
Minestrone Soup
Ravioli Pesto or Spaghetti Aglio Olio
Caprese
当日はランチを食べつつも、色んな話に花が咲いた。ツイッターを通じて知り合った頃はまだ起業前だったyasuzyさんだが、今はシンガポールを代表する日系レンタルオフィスのダイレクターとしてアジア中を飛び回っておられる。発奮させられるとともに、まぶしくも感じる。同志といったらおこがましいが、素晴らしいロールモデルが身近にいることに、素直に感謝する。
最近は足が遠のいてしまったロビンソンロード。る~らら宇宙の風にでも乗って、久しぶりに訪ねてみようと思う。その時はまたランチにでも行きましょう!
ごちそうさまでした!
Porta-Porta
5B Stanley Street
TEL: 62227461
0 件のコメント:
コメントを投稿