私にとってシンガポールでタイ料理といえばジム・トンプソン。エスニックに関してはあまり冒険しないのがポリシーなのだが、 ラッフルズプレイスで働く友人の誘いで、彼が「シンガポール一美味しい」と絶賛して止まないタイ料理店にランチに行った。
かつては本当にここで船荷の積み下ろしをしていた(と以前運転手のおじちゃんから臨場感あふれる語り口で聞かされた)クリフォードピア(埠頭)の旧税関カスタムズハウス。名称を残し、新たなダイニングスポットとしてリニューアルオープンしたのが2010年。その隣のフラトンベイホテルも同時にオープンした。これらを開発したのは香港のシノランドと当国のファー・イースト・オーガナイゼーションの合弁会社「フラトン・ヘリテージ」であり、2001年に中央郵便局から高級ホテルに生まれ変わったフラトンホテルや、ボートハウス、ワンフラトン、マーライオンパークなども全て同社傘下にある。
フラトンベイ地区は眺めが良くテラス席で子供を遊ばせることができるため、週末にたまに親子で行く場所だ。隣のNueva Cubaの瓶入りモヒートが美味しいのだが、今日はあくまでこちらで健康的なタイ料理を食することとした。
ランチは2コース($27.50)と3コース($31.50)のセットメニューがあり、 私は2コースのセットを。友人はアラカルトをチョイス。
先に友人の青いマンゴのサラダがきた。事前に好みの辛さを伝えることができる。これはマイルド。砕いたピーナッツソースとシャキシャキのマンゴの絡み具合がいい。個人的にはもっとスパイシーでもいいかな。
タイ料理のお楽しみは何といってもこの美しいカービング。丁寧なプレゼンテーション。その理由は後ほど。
こちらは私のコースについてきた青いパパイヤのサラダ。小さいながらきれいな盛りつけ。乾燥エビとパパイヤの歯ごたえが小気味良い。
飲み物にはレモングラスのお茶を。お好みでシロップで甘さを足せる。ポットで来るのを期待していたので、少し残念。
そして私がメインに注文したレッドカレーが。
ローカルやエクスパッツ好みに味をマイルドにしているのかしら・・・と思ったら、実はそうではなく、繊細でマイルドなタイ本来の宮廷料理から来ているのだそうだ。ここのシェフたちは女性がメイン。シニアシェフのサムリーさんは、宮廷料理人として現国王ラーマ9世の産みの母である王妃に仕えていたという。カレーとパッタイが得意料理というだけに、このカレーも確かに洗練された深みを感じる味だった。もう一人の女性シェフは何と14歳でこの業界に入り、サムリーさんの薫陶を受けたカービングのプロフェッショナル。どうりで・・・。
あまりにカレーに夢中になり(ライスはおかわり自由)、友人のグリーンカレーの写真を撮り忘れてしまった。ちょっと見苦しいが、食べている途中で撮ったショットがこちら。
ココナッツ味のカレーにチキン、野菜、ハーブが入り、辛さはマイルドでどちらかというと甘さがしっかり出ている感じ。女性向け、辛さが苦手な人向けかも。辛さに慣れている人なら、事前に言って辛めにしてもらった方がいいかもしれない。
そして、お楽しみのデザート。セットランチにはフルーツがついてくる。
盛りつけがかわいらしい。スイカが丸くくりぬいてあったり、他のフルーツも形良く切ってあったりと、仕事の丁寧さが嬉しくなる。
そして、友人が「これを食べずにいられない」と言っていたデザートがこれ。
ココナッツミルクで炊いたもち米にマンゴー。この黄金のコンビネーション、一体最初に誰が考えついたのだろうか。カレーでおなかがいっぱいになっても、別腹でいくらでもいける。もち米はジム・トンプソンより甘さ控えめ、柔らかい完熟マンゴーと一緒にモチモチ感を楽しむ。
確かにこの界隈で評判のタイ料理店だけあって、満足の美味しさ。セットランチもこのボリュームで$27はコストパフォーマンスが良い。街中で洗練されたタイ料理をという時は、まずはここをおすすめしたい。
マラソン直前を言い訳に高カロリー 料理を大満喫!
ごちそうさまでした!
Sabai Fine Thai on the Bay
70 Collyer Quay #01-02 Customs House
TEL: 6535 3718-9
http://www.sabaifinethai.com.sg/
かつては本当にここで船荷の積み下ろしをしていた(と以前運転手のおじちゃんから臨場感あふれる語り口で聞かされた)クリフォードピア(埠頭)の旧税関カスタムズハウス。名称を残し、新たなダイニングスポットとしてリニューアルオープンしたのが2010年。その隣のフラトンベイホテルも同時にオープンした。これらを開発したのは香港のシノランドと当国のファー・イースト・オーガナイゼーションの合弁会社「フラトン・ヘリテージ」であり、2001年に中央郵便局から高級ホテルに生まれ変わったフラトンホテルや、ボートハウス、ワンフラトン、マーライオンパークなども全て同社傘下にある。
フラトンベイ地区は眺めが良くテラス席で子供を遊ばせることができるため、週末にたまに親子で行く場所だ。隣のNueva Cubaの瓶入りモヒートが美味しいのだが、今日はあくまでこちらで健康的なタイ料理を食することとした。
ランチは2コース($27.50)と3コース($31.50)のセットメニューがあり、 私は2コースのセットを。友人はアラカルトをチョイス。
先に友人の青いマンゴのサラダがきた。事前に好みの辛さを伝えることができる。これはマイルド。砕いたピーナッツソースとシャキシャキのマンゴの絡み具合がいい。個人的にはもっとスパイシーでもいいかな。
タイ料理のお楽しみは何といってもこの美しいカービング。丁寧なプレゼンテーション。その理由は後ほど。
こちらは私のコースについてきた青いパパイヤのサラダ。小さいながらきれいな盛りつけ。乾燥エビとパパイヤの歯ごたえが小気味良い。
飲み物にはレモングラスのお茶を。お好みでシロップで甘さを足せる。ポットで来るのを期待していたので、少し残念。
そして私がメインに注文したレッドカレーが。
ローカルやエクスパッツ好みに味をマイルドにしているのかしら・・・と思ったら、実はそうではなく、繊細でマイルドなタイ本来の宮廷料理から来ているのだそうだ。ここのシェフたちは女性がメイン。シニアシェフのサムリーさんは、宮廷料理人として現国王ラーマ9世の産みの母である王妃に仕えていたという。カレーとパッタイが得意料理というだけに、このカレーも確かに洗練された深みを感じる味だった。もう一人の女性シェフは何と14歳でこの業界に入り、サムリーさんの薫陶を受けたカービングのプロフェッショナル。どうりで・・・。
あまりにカレーに夢中になり(ライスはおかわり自由)、友人のグリーンカレーの写真を撮り忘れてしまった。ちょっと見苦しいが、食べている途中で撮ったショットがこちら。
ココナッツ味のカレーにチキン、野菜、ハーブが入り、辛さはマイルドでどちらかというと甘さがしっかり出ている感じ。女性向け、辛さが苦手な人向けかも。辛さに慣れている人なら、事前に言って辛めにしてもらった方がいいかもしれない。
そして、お楽しみのデザート。セットランチにはフルーツがついてくる。
盛りつけがかわいらしい。スイカが丸くくりぬいてあったり、他のフルーツも形良く切ってあったりと、仕事の丁寧さが嬉しくなる。
そして、友人が「これを食べずにいられない」と言っていたデザートがこれ。
ココナッツミルクで炊いたもち米にマンゴー。この黄金のコンビネーション、一体最初に誰が考えついたのだろうか。カレーでおなかがいっぱいになっても、別腹でいくらでもいける。もち米はジム・トンプソンより甘さ控えめ、柔らかい完熟マンゴーと一緒にモチモチ感を楽しむ。
確かにこの界隈で評判のタイ料理店だけあって、満足の美味しさ。セットランチもこのボリュームで$27はコストパフォーマンスが良い。街中で洗練されたタイ料理をという時は、まずはここをおすすめしたい。
マラソン直前を言い訳に高カロリー 料理を大満喫!
ごちそうさまでした!
Sabai Fine Thai on the Bay
70 Collyer Quay #01-02 Customs House
TEL: 6535 3718-9
http://www.sabaifinethai.com.sg/
お隣の瓶入りモヒートも美味しい(*^。^*)
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