2012年11月19日月曜日

米国金融街のバーの雰囲気をサービス料なしで The Bank Bar and Bistro

シンガポール証券取引所から道を挟んだシェントンウェイのオフィスビルの一角にある、その名もザ・バンク・バーアンドビストロ。まだオープンしてから1年経っていないかな、という新しいビストロバーで、夜になると欧米系エクスパッツを中心に賑わっている。

しかし、タイムアウト誌をはじめフードに関して良い評価を聞いたことがない。試しにランチに行ってみた。




ニューヨークやシカゴの金融街のビストロバーを思わせる佇まい。違うのは周囲がやけにトロピカルなこと。




これが噂の平日限定セットランチ。スープ、メイン、デザートかコーヒー・紅茶がついて$29。この店はなんとサービスチャージを取らない。




ウッディ―な内装の店内、テレビからスポーツチャンネルのケーブル放送が流れる。ウエイトレスはボディコンシャスなミニのワンピースのいでたちだ。やはり周りには欧米系のエクスパッツが目立つ。

友人と、2種類のメインコースをそれぞれ選んでみた。まずはしめじの入ったシーフード・ポテトスープ。




感想を言うのが難しいが、可もなく不可もない味。




メインのスパゲティはこんな感じ。大味のアメリカンな味だ。チャンキーな歯ごたえのチキン。シカゴで泊まったホテルに併設されていたダイナーのスパゲティを思い出す。




友人がオーダーしたのがこのサーモン。少しだけ味見した。残念ながら、「茹でましたね」という感じの大味。盛り付けを頑張って欲しい。




友人はコーヒーを、私はデザートをオーダーした。キャロットケーキにくるみなどのナッツが入っている。もう少しナツメグやシナモンを効かせてくれたら・・・と思いつつ、コースのなかでは一番美味しかった。

この店はバーに力を入れていて、フードは二の次なのかもしれない。が、あまりそうも言っていられない。

徒歩5分圏内のキャピタルタワーには雰囲気は良く似ているがフードが質も種類も充実しているオズワルドグループのレストランバー「アマローネ」が、至近距離のマリーナベイファイナンシャルセンター(MBFC)には人気のブルワリーバー「レベル33」がある。そしてつい最近オープンしたMBFC3号棟には老舗レストラングループが新店を続々オープンさせている。

「最優秀ネーミング賞」をあげたいくらい気の利いた店名とお酒、そしてロケーションで持たせるにはやはり限界がある。本来はマンハッタンの金融街の名士たちが集う「21クラブ」のように、美味しいお酒と、美味しい料理、俗に流されない内装とポリシーで頑張って欲しい。そうすればきっと流行り続けるお店になると思う。


この雰囲気でサービスチャージなしは、魅力ではあります。


ごちそうさまでした!


1 Shenton Way
TEL: 6636 2188





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